第99回全国高校野球選手権山口県大会準々決勝(1)

7月24日(月)

移動日を1日挟んでいよいよ一番面白いと言われる準々決勝に突入した山口県大会。

準々決勝は2日にわけて行われる。この日はテレビでしっかり観戦できました!

そしてここからは全試合ピックアップゲームとして詳しく書き記してまいります!

準々決勝第1試合  国際VS高川学園

一昨年、昨年に続いてベスト8に進出してきた第1シード国際とノーシードながら

3試合連続コールドゲームと圧倒的な強さで勝ち進んできた昨年優勝校高川学園

特に18盗塁という機動力は今年も健在。

今や山口を代表する強豪私学同士の対戦は注目だ。

先発は高川はここまで全試合先発完投しているエース椋木。そして国際は背番号3の

二年生鶴田。

1回表裏は両チーム3者凡退など前半は静かな立ち上がりとなる。

三回表、国際は7番木村の二塁打でチャンスを得ると2死3塁となり1番清水が

センター前へタイムリーを放ち先制する。

その後も両投手とバックの締まった守りで5回終わって1−0。両投手打たせて取る

投球のためとにかく試合が早い。中盤まで1時間いくかいかないかの早い展開となる。

試合は6回、この回からキーポイントとなるプレイがいくつかあった。

国際は先頭の清水がヒットで出塁。続く甲山の打球を高川サード高橋が横っ飛びの

大ファインプレーでアウトにする。この高橋、前の打球で今大会初めて打球を捌いた

(3試合サードに打球が飛ばなかった)らしいが素晴らしい動きだった。

後続を打ち取りこの回国際は無得点。

続くその裏、ファインプレーの出た高川は先頭のその高橋がチーム2本目のヒットで

出塁し流れが傾き始める。次打者のエンドランはサードゴロとなり1死2塁。

続く3番前原のショートゴロ。ここでショート甲山が逆シングルでゴロを取ると

そのまま三塁へ送球し2塁ランナー高橋がタッチアウト。サードも打球に釣られて

出ることなく三塁ベースに付いていたのも大きいプレー。さらに次打者久保田の初球に

ピッチャー鶴田が一塁牽制球。前原がアウトとなり結果的にあっという間にチェンジ、

三者凡退に抑えたのだった。

そして7回表、今度は国際が死球と連打で無死満塁。一気に大量点かと思われたが

ここは高川椋木が踏ん張る。サードゴロ併殺打とライトフライに打ち取り0で凌いだ。

その裏高川もチャンスが来るかと思ったが三者連続外野フライに打ち取られ無得点。

そのまま1−0で最終回へ。このままならどうなるかわからないと思われたが

国際は1死から5番川上が左中間を深々と破る三塁打を放つ。

続く6番浜松がセンター前に弾き返し国際待望の追加点。さらに攻め立てる国際は

四球とバントで2、3塁とすると9番品川が左中間へ2点タイムリーツーベースで

2点を追加しダメ押し。

高川もその裏最後の反撃に出る。この大会打率8割近い1年生4番の久保田のヒットなど

2死1、2塁など攻めるも最後はこの日も完投した椋木がショートゴロに倒れ

ゲームセット。国際が前年度優勝校を撃破し2年ぶり3度目の4強進出を果たした。

9回まではワンチャンスでどうなるかわからない展開ではあったが決定的な違いは

守備力にあったと思う。国際は練習量、時間は県内でもトップレベル。その練習にしっかり守備練習をしてきたことが頷けるプレーがいくつもあった。

それは内野手の動き。とにかくしっかり体の正面でボールを取り足を動かし正確な送球を

していて安定感が素晴らしかった。17個のゴロアウトを取り完封、無失策で勝利した。

高川の武器の機動力を完全に封じ込めたのも勝因だろう。高川は塁にランナーを出したら

この日は盗塁よりエンドランを多用してきたが国際の守備陣は落ち着いていてエンドランも決まらなかった。

なにより国際が恐ろしいのがこれが下級生主体のチームということだ。

秋以降は覇権を握るという噂もあるチームの片鱗を垣間見た。

いまのところ守備においては一番穴の少ないチームなのは間違いない。

国際  4−0  高川学園

準々決勝第2試合  熊毛南VS宇部商業

第1シードの熊毛南とノーシードながら毎年強豪とされる宇部商業の対戦。

お互い打力に自信を持つため打撃戦が予想された。

先発は宇部商業エース小南。熊毛南はエースナンバーの左腕上田。

1回裏、宇部商業は制球に苦しむ上田を攻め四球で満塁から5番丸尾が押し出し四球で

先制すると7番村田のタイムリー、8番河口のセカンド後方へ落ちる2点タイムリーで

一挙4点を奪う。2回にも小南のタイムリーで1点追加し5−0。早くも熊毛南は

2番手石原に交代。

熊毛南の反撃は5回。畑のタイムリーで1点を返すと6回には浜本のタイムリーで

3点差。その裏宇部商業は金子の犠牲フライで再び点差を広げるも

7回表、熊毛南は藤井、泉の連打などで1点を返すと4番はここまで2試合ノーヒットの

眠れる4番山田。この山田が強い打球をセンターへ弾き返す今大会初安打のタイムリーで

とうとう2点差。2回戦3点差をひっくり返している熊毛南だけに射程圏に入った。

だがその裏宇部商業打線が再び突き放す。この回から登板の熊毛南3番手泉が

制球に苦しむと連打と四球で満塁から6番途中出場の佐伯が低めの変化球を巧くすくって

センター前へ落とす。2点追加。

さらに中継プレーの送球が逸れバックネットまで転がる間に2、3塁へ進塁すると

8番河口のセカンドへのタイムリー内野安打、金子の犠牲フライでこの試合最大の6点差に。

宇部商業エース小南は9回にランナー2人を背負うも最後まで投げ切り145球を投げ切り完投。宇部商業が4強進出を決めた。

2度のビッグイニングを作るなど今大会の宇部商業はとにかくよく打つ。チーム本塁打

ここまで3本は全チームトップ。繋がりのある打線に加えて四球を選ぶ選球眼に我慢をして繋ぐことがここまでの得点力を生んでいる。

熊毛南は宇部商業を上回る13本のヒットを放ったが投手陣が制球に苦しんだ。

宇部商業  10−4  熊毛南

これで4強に2校が進出した!

翌日の残り2試合で進む2校は!?